ドクターズボイス

DOCTORS VOICE
vol.3
DOCTORS VOICE
井坂矯正歯科
院長 井坂 文隆 Isaka Fumitaka
 

裏側からの目立たない矯正と最近の歯科事情

裏側からの目立たない矯正治療は、数年前までは歯科医師の間でも治療方法や治療効果に疑問やリスクをいだく方もいました。

歯並び(歯ならび)を矯正する方法は、複数ありますが舌側矯正とは、80年代に開発された新しい歯科治療技術であり、また、通常の矯正治療よりも技術的に難易度が高いために歯科医師の間に浸透しなかった経緯があります。

このため、舌側矯正の正しい知識や技術が歯科医師の間にも十分伝わりませんでした。

矯正技術が改良された現在においても、舌側矯正だと治療期間が長期となるとか、表からは治療出来ても裏側からは出来ないといったことが、誠しやかに言われことがありますが、これはこのような以前の背景から来ています。

そして、医療業界では、以前は医院側が選んだ治療のみを患者さんにお話しする傾向がありました。しかし、最新技術が浸透した現在では患者さんの希望を聞き、可能なら患者さんが希望する方法で治療を行おうとする医院が増えています。

矯正歯科医院でも成人で矯正を希望する場合、裏側からの目立たない矯正を希望する患者さんが増えてきています。
その為、最近は私ども矯正の専門医を交えて、歯科医師の勉強会が多く開かれるようになりました。

一般の歯科医院の中でも、矯正歯科と治療や経過について、正しい情報を患者さんに伝えられるよう一層、勉強に励んでいます。
上の写真は先日、横浜地区で行なわれた歯科医師会の勉強会風景です。

私は歯科外科矯正及び、舌側矯正(裏側からの目立たない矯正)について、より新しい矯正歯科装置、歯科矯正技術、治療などに関して講演しました。

このように、現在では歯科医師の間でも、舌側からの矯正治療は、確立された治療技術として評価、支持されています。
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