■患者さんが希望する治療法を医院が提供する
竹元先生の医院では1980年代というきわめて早い段階から裏側矯正を治療の中心にすえていましたが、これは患者さんのニーズに応えたいという非常にシンプルな発想からです。
「綺麗な歯並びを求めている人は、治療中でも見栄えの悪い装置を付けたくない」という患者さんの立場に立てば当然の発想を、裏側からの見えない治療を行うことで実現していきました。
医療現場では治療方法に患者さんが合わせることが当たり前であった時代、患者さんが希望する治療法を医院側が提供することは画期的でした。
患者さんの立場にたった治療を行うことで、患者さんからの協力も得られ、裏側矯正(舌側矯正)という治療法を確立するにいたったと言えます。
1990年代はこの治療方法を広めるために国内の歯科医師向けに治療セミナーを行ったり、海外の歯科医師へ向けても積極的に講演活動を行い、裏側矯正の普及に努めてきました。
■イーライン矯正歯科が行うチーム医療&患者さんの希望を反映する医療
イーライン矯正歯科では開業当初から複数の歯科医師や衛生士、技工士で行うチーム医療を実践しています。
チーム医療のメリットは1人の先生が患者さんを最初から最後まで診るのとは違い、複数の医師、スタッフが治療状況を診ていくため、お互いが処置を確認、チェックするような機能が働き、きっちりとした処置が可能になります。
また、治療の要所、要所で医師が集まり、適正に治療が進んでいるか検討を加えています。
お互いにチェックされることは医師、スタッフの治療スキルの研鑽につながり、結果的に良質の医療を患者さんへ提供することとなっています。
矯正治療では抜歯を行うか、抜歯せずに治療するか患者さんにとっても大きな問題ですが、迷う案件では極力抜歯の判断を延ばして治療しています。その結果、抜歯を行わずに治療出来る場合はそのようにしていますが、これも患者さんの希望は非抜歯が多いので、その希望にそえるよう配慮した結果となっています。
■裏側矯正の世界事情
裏側矯正は当初アメリカで広まりましたが、うまく治療出来ない場合もあり、その後は審美性を重視するヨーロッパと日本では支持を得るという時代が続きました。
竹元先生は海外での長い講演活動で得た人脈をきっかけに2005年に各国の舌側矯正の代表的先生方とWSLO(世界舌側矯正歯科学会)を設立しました。
第1回はニューヨークで、第2回はソウルで世界大会が開催された後、今年第3回目の世界大会が南米のブエノスアイレスで開催されました。
現在南米はまだ裏側矯正を行っている医院は少ない状態です。その南米の国であえて裏側矯正の世界大会を開くことでその国の医師たちのモチベーションを高める働きをしています。
このような活動を通して、竹元先生をはじめ各国の先生方が協力して裏側矯正を自国内だけでなく世界中に広めています。
尚、竹元先生はWSLO(世界舌側矯正歯科学会)の第1回ニューヨーク大会では大会長を務め、2008年より同学会の会長に就任しています。
■患者さん本位の治療
竹元先生の治療についてのお考えや、様々な活動のお話しから、常に良い状況を作っていくために惜しみない努力をされていることを感じました。
裏側矯正の治療開始当時から行っている矯正装置の改良は今も行っています。
装置の改良点は、「歯科医師が誰でも簡単に扱えること」。簡単に扱える装置は患者さんの負担も少ないという多きなメリットがあります。
「常にトップであることを目ざしている」という竹元先生のお話しですが、その原点が「患者さん本位の治療」であることを感じました。
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