裏側矯正治療の医院訪問記

ORTHODONTIC SPACIALIST INTERVIEW ISSUE
vol.13
INTERVIEW ISSUE
ひがしさわ矯正歯科医院
東澤 孝浩 Higashisawa Takahiro
 

治療経験を重視した医院選びは良い結果をうみます。

■最近気をつけていることはありますか?

コンピュータのデータベースを使った管理や効率化は以前から得意な分野だったので、現在これをさらに進めて治療面でも人為的な見落としが起きないシステム作りを進めています。
例えば子供さんの場合フッ素塗布は虫歯予防に有効ですが、一定のタイミングで行えるようデータベース化しています。
矯正治療中の患者さんへ虫歯が出来ないよう念入りな虫歯チェックをタイミング良く行えるようなデータベース化もしています。
またお一人お一人の治療状態を電子カルテと連動して院長の私がすべて把握し治療がスムーズに進むようにしています。
 
ダイアグノデントを使って矯正装置が付いたお口の中も虫歯がない状態を
しっかり管理歯の状態を数値化してわかりやすくします。
 

■最近の患者さんで何か傾向的なものはありますか?

患者さん本人も気がついていないのですが、お口の中を見ると食いしばり(ブラキシズム)をしている方が、多くなっているように感じます。食いしばりは、ストレスとも密接に関係しているとも言われています。
それだけストレス社会になっているということでしょうか。
食いしばりの方は、装置が外れやすいので、プロテクターになるマウスピースを渡して寝るときには、付けてもらうようにしています。

また、以前から患者さんに舌側矯正の装置を付けたときの慣れ具合についてアンケートをとっていますが、最近は50%の人が2~3日で装置に慣れると答えており、1週間以内で70%の人が装置に違和感を感じなくなっているので、装置もずいぶん改良されてきていると実感しています。

■これから治療を受けたいと思っている人へアドバイスはありますか?

患者さんからときどき聞かれることで、「かぶせ物の前歯ですが矯正できますか」といった質問があります。
セラミックなどのかぶせ物をしていても矯正治療出来ますが、セラミックなどで見た目の形を整えることを中心にしているため、歯軸の傾きを考慮しないで治療している場合も見受けられます。
かぶせ物をした歯の矯正治療を行う場合、これらをしっかり正してから治療します。セラミック治療よりも時間はかかりますが、最初から矯正治療を選択することで見た目だけでなく健康な咬み合わせも配慮した治療をしますので、この辺りの大きなメリットを見て検討されると良いでしょう。

また、舌側矯正は多くの治療経験があってはじめて満足のいく治療結果が得られる治療なので、医院選びは慎重に行っていただきたいと思います。ホームページなどに掲載されている内容だけで判断しないで、医院へ行ってカウンセリングを受けたときにその先生のいままでの症例を実際に見せてもらっり、治療経験などのお話しを具体的な事例で聞いて判断していくと良いように思います。

■訪問を終えて

医院を開業してから13年が経っているのでそろそろ院内の改装も考えているそうです。
舌側矯正の装置も複数ありますが、いろいろな装置を研究して患者さんの状態に合わせて一番適切と思う装置で柔軟に対応してるところは東澤先生の研究熱心な姿があらわれていると思いました。
 
  • 住 所
  • 〒560-0032 大阪府豊中市蛍池東町1-3-17
  • 電話
  • フリーダイヤル 0120-72-4499
 
その他の訪問記をご覧いただくにはこちら
 
 

ページトップへ