矯正装置の位置決めが成否を決める

POSITIONING OF ORTHOTIC DECIDES THE SUCCESS
望月貴博氏
矯正歯科専門の歯科技工所ティエムオーソの代表 望月貴博氏にお話しをうかがいました。

ティエムオーソは裏側矯正の技工を得意にしています。これは望月氏が同社を設立する前に 裏側矯正専門の歯科医院で8年間勤務した経験によります。

技工所ではどんな作業をしますか?

一般的な歯科技工所では歯の被せ物そのものを作成しますが、裏側矯正の技工は特殊です。
患者さんの歯型をもとにまず治療後を想定し綺麗に並んだ状態で、適切な咬み合わせをしめす完成モデルを作成します。
これをベースに裏側へ装置を付けるための正確な位置決めを行い、取り付けを補助する装置も製作して歯科医師が矯正装置を付けやすくします。

 
セットアップモデル
 

なぜ位置決めを技工所でやるのですか?

装置が見えないということは、治療する先生も付けるときに装置が見えにくいということです。
表側からの矯正は装置や歯の表面がはっきり見えているので、歯科医師も見ながら位置修正できますが、歯の裏側は歯科医師も十分見えません。
そのため見にくい状態でも正確な位置に装置が付くように技工所で準備することが重要になってきます。

正確に位置決めが出来ていないとどのようなことが起こりますか?

想定していたような歯の動きをしなかったり、治療期間が長くかかったりします。
裏側からの矯正も表側矯正も治療期間はほぼ同じですが、裏側矯正の方が時間がかかると言う人もいます。その原因はこの位置決めが正確にされないまま治療されていることが多いようです。

技工時にはどういうことに気をつけていますか?

私自身裏側矯正の治療経験者です。その為装置を付けた患者さんはどこが気になるかある程度わかります。
舌と装置があたりそうなときは先生とも相談しながら、出来るだけ患者さんの負担にならないような作りを心がけています。
リテーナーなどの保定装置も装着して気にならないように出来るだけ薄く作ります。

技工がうまくできていれば治療は成功しますか?

技工が正確に出来きていることは治療を成功させるための必要条件ですが、装置は道具の一つです。歯科医師による最終的なゴールを目指した調整が必要です。
それは正確に作った装置も装着時の微妙なズレや装置とワイヤーのゆるみ、また人それぞれの個体差による違いこれらが仕上がりまでに微妙に影響します。
デジタル技術でワイヤーを曲げる方式も最近の矯正装置に出て来ていますが、これらも同じである程度までは歯が並びますが、仕上げにあたる最終的な噛み合わせまでの調整は歯科医師の経験と技術がものをいいます。

これから治療を希望する人にアドバイスをお願いします。

矯正は歯並びの奇麗さだけに目がいきがちですが、歯が動いたということは上の歯と下の歯で噛み合わせが違ってきていることを意味します。
きちんとした治療を行う矯正の先生はゴールを噛み合わせに問題ないことまで見ています。正常な噛み合わせは一生の健康にもかかわってきます。
歯を奇麗に並べるだけでなく、噛み合わせまでしっかり診る先生を選んで治療を受けて下さい。
 
オフィス犬のジュリアちゃん
 
 
清潔に管理された技工所内
 

歯科技工士の仕事は集中の連続で神経を使う仕事です。ティエムオーソにはオフィス犬のジュリアちゃんがいて皆さんの仕事疲れを癒しています。
 
 
  • 社 名
  • 有限会社ティエムオーソ
  • 住 所
  • 〒270-0163 千葉県流山市南流山3-4-17 沼野ビル2F
  • 電 話
  • 04-7158-2082
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