印象に残った患者さん

IMPRESSIVE PATIENT
vol.03
IMPRESSIVE PATIENT
おだいら矯正歯科
小平 安彦 Odaira Yasuhiko
 

矯正装置取り付けの翌日から仕事のアナウンサー

印象に残った患者さんについて今回はおだいら矯正歯科の院長 小平安彦先生にお話をしていただきました。
小平先生は東京の舌側矯正医院で5年程勤務された後、2003年に宇都宮市で現在の医院を開業されました。
■発音の問題を克服した患者さん
一般的に舌側矯正治療の欠点と言われている発音の問題を克服された患者さんのお話です。
舌側につける矯正装置は、発音の際に装置と舌があたるため、うまくしゃべれるようになるまで、1週間~1ヶ月程かかると言われています。
そんな問題も比較的簡単に克服されるのは、しゃべる事を職業としている方です。

やはり早く慣れるためにはたくさんしゃべり、舌が新しい環境に適応してもらうのが一番です。

下の作品はしゃべることを職業にされている人の代表格、「アナウンサー」をされている方から、「舌側矯正を始める際にこんな発音の練習をするといいと思いますよ!」と教えていただいたものです。
あめんぼ赤いなア、イ、ウ、エ、オ。
浮藻(うきも)に小蝦(こえび)も泳いでる。
柿の木、栗の木カ、キ、ク、ケ、コ。
啄木鳥(きつつき)こつこつか枯れけやき。
大角豆(ささげ)に酢をかけサ、シ、ス、セ、ソ。
その魚(うお)浅瀬で刺しました。
立ちましょ、ラッパでタ、チ、ツ、テ、ト。
とてとてたったと飛び立った。
蛞蝓(なめくじ)のろのろナ、ニ、ヌ、ネ、ノ。
納戸(なんど)にぬめって、なにねばる
鳩(はと)ぽっぽ、ほろほろハ、ヒ、フ、ヘ、ホ。
日向(ひなた)のお部屋にゃ笛を吹く。
まいまい、ねじ巻きマ、ミ、ム、メ、モ。
柿の実落ちても見もしまい。
焼栗 ゆで栗ヤ、イ、ユ、エ、ヨ。
山田に灯のつく宵の家。
雷鳥は寒かろラ、リ、ル、レ、ロ。
蓮華(れんげ)が咲いたら瑠璃(るり)の鳥。
わいわいわっしょいワ、イ、ウ、エ、ヲ。
植木屋、井戸換え、お祭りだ。
これは北原白秋が書いた詩ということですが、アナウンサーは日々このような発音練習をされているとか…

実はこの方も舌側矯正体験者の一人で、装置を装着した次の日からテレビで全く装置が着いていることを感じさせず、あたりまえのように原稿を読んでいたのがとても印象的でした。
自分から装置に慣れようと努力する方は早く慣れますが、数年前に比べると装着する装置そのものが小さくなっていますので、以前より皆さん早く慣れているようです。

これから始められる方は是非参考にしてください。
 
【医院を訪ねて】
おだいら矯正歯科へは大勢の患者さんがいらっしゃっていますが、治療の最終段階で矯正器具が外れた患者さんへ花束を渡しています。
院長自身も矯正治療の体験者で、治療中の努力もわかっているので患者さんをねぎらうために行っているそうです。そのときの記念写真は院内に貼ってあります。
 
 
 
院長自身が治療体験者であり、患者さんを思いやる気持ちが人一倍強い小平先生の治療は、患者さんと二人三脚で行われている様子を感じます。
 
  • 住 所
  • 〒 320-0061 栃木県宇都宮市宝木町1-2588-44
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