ドクターズボイス
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VOL.11
DOCTORS VOICE
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アップル歯列矯正歯科 自由が丘
院長 斎藤 安弘
食いしばりと舌側矯正
食いしばりで上下の歯が
接している
ほとんどの方が改めてこのように聞かれるまで、自分の歯がどうなのか意識していません。
上下の歯がくっいていると感じたら食いしばりの可能性があります。上下の歯はくっいていないのが正常な状態で、上下がくっつくのは食事をするときと、「チ」とか「ツ」等の発音をする時だけです。それを時間に換算すると1日24時間のうち数十分と言われています。
患者さんが食いしばりをしていることがわかると、矯正治療でもそのことを考慮して治療期間を長めにつたえて治療を行います。
食いしばりを根本から治すことは難しいのですが、矯正治療を行なっているなかで改善されたり、裏側矯正によって治療中食いしばりの影響をあまりうけなかったりということがあります。
前者は矯正により、歯が動きはじめたときに食いしばりをするといつもと違う痛みを感じることがあります。そのため自然と歯を食いしばらくらなくなる場合があります。
裏側矯正による後者の場合ですが、矯正装置を歯の裏側につけているため食いしばりをすると前歯が装置にあたってそれ以上深く噛みしめ出来なくなり、そのため奥歯の方は上と下の歯がいつものように触れず離れてしまうということが起こる場合があります。
裏側矯正の装置で食いしばりに
よる歯の接触を止めている