裏側矯正治療の医院訪問記
-
VOL.9
DOCTORS VOICE
-
おだいら矯正歯科
小平 安彦
着実な治療実績で地域医療にも貢献している医院
おだいら矯正歯科は開業9年目になります。
数年前に訪ねたときと同じく明るく開放的な医院の雰囲気はかわりません。
院内の待合室には医院で治療した患者さんの写真が多数あふれています。
外観は特徴的なデザイン
治療を終えた患者さんの笑顔の写真
■最近の治療で気をつけていることはありますか?
しばらく前からですが、患者さんへ毎回の治療が終わるごとに矯正装置が後どの位で外せるかお伝えしています。もし個人差から当初の予定と期間が変わってくるような場合があってもそれが分かった時点でその理由と修正した期間を伝えています。
ゴールが見えることで患者さんの治療を頑張ろうというモチベーションもあがります。
また、裏側矯正(舌側矯正)は自分でも付いている装置は見にくいですが、医院では毎回治療後の写真を撮り患者さんに見せています。これにより患者さんご自身も治療の進み具合や、今裏側の装置がどのようになっているか、歯磨きがしっかりできているかなどを確認することができます。
■最近の患者さんの傾向はいかがですか?
治療を始める前にいくつかの歯科医院でカウンセリングを受ける方が増えてきました。このことは患者さん側からみて医院へ相談へ行くハードルが下がったことでありいいことだと思っています。
これによって患者さんは自分に合った医院を見つけることが出来ます。
私どもも地域の医療に貢献するという意識を持っていますので、どんな内容でも患者さんが困って医院を訪ねられたときには誠意を持って対応します。
カウンセリングルームにあるユニット
ここで簡単にお口の中を診ます
■これからやろうと思っていることはありますか?
開業当初に比べて子どもさんの来院も多くなってきました。成人の裏側矯正、成人の表側からの矯正、子どもさんの矯正とそれぞれ使用する治療器具なども異なりますので治療がシステム的にスムーズに流れ、患者さんへ今以上に満足してもらえる方法を検討しています。待合室もゆったりしています
大きな窓から外の緑が見え明るい気分になります
■訪問を終えて
ときどき私どものとろこへ、一般の患者さんから通院している矯正歯科医院で治療がいつ終了するかはっきり言ってもらえなくて困っていますという質問が寄せられます。矯正の先生によってはまだ治療経験が少なく、いろいろな場合に対処していないときに先生自身先の状況をイメージ出来ず、患者さんに明確な見通しを伝えられないことがあります。
小平先生の場合、全ての患者さんへ装置が外れる時期を伝えていますが、これが出来るのは治療技術が確立し、豊富な治療経験からそのようなことが出来ていると言えます。
もともと患者さんのお話しにはよく耳を傾けていただける先生ですが、約10年の開業実績を経て、お話しをしていてもより安心感が増したように思いました。